人は未経験のことをいきなり上手くこなせるほど賢くない
私を含めてこれは事実です。
言いたい事は「庶民が大金を掴む」というよりは「人は今まで経験したことのない事を、初回から上手くはこなせない」という事です。
これなら、同意していただけると思います。
また、過日、Twitter でこんなことをつぶやきました。
(これには、現経営者や過去に経営者であった方々から、速攻で「いいね」の反応をいただきました。ありがとうございますm(__)m)
本当に「わかる」という内容だからです。
「会社をたたむ」の部分、「過去に経験がある方なら、実体験として知っているのはわかるけど、今の現役経営者は知らないでしょ?」と思われるかもしれません。
でも、そんな事はありません。
経営者ネットワークによって、直接的な経験はしていなくても、多数の疑似体験(伝聞)をしているからです。
「多分、自分は大丈夫。」とか思って、右から左にスルーしています?
でも私は、もし、相場が爆上げして億り人が量産されても、8割以上の人が何らかのカタチで「あーーー!やっちまったーーー!」となると確信しています。
庶民が大金を掴む=美女30人がやって来た!
「庶民が大金を掴む」、これを別の例でたとえれば、どれほど難しいかがわかると思います。
あなたは「お金が大好き!」・「いくらでも欲しい!」んですよね?(笑)
では、「大好きなものが、いきなり沢山やってきた例」で考えましょう。
例えば!
「あなたにとって、メチャクチャ好みの美女30人がいきなりやって来た!」という環境です。
(女性の場合は「メチャ好みの超イケメン」、そうでない方なら「とにかくたまらなく好きな人」を想像してください。)
どんな服装をしているかもあなたのお望みのままです。
但し「全員初対面」です。そんな前提です。
でも、メチャクチャ嬉しいですよね!
はい、多分お金は簡単になくなっていきますね(笑)
仮に、全員が怪しくない人物だとしましょう。
その後どうなります?
あなたは、全員に対して、不平不満が出ないような対応ができますか?
30人ですよ。
できなければ…
女性同士でトラブルが発生しますよね、多分。
トラブルが発生すれば、当然「疲れた」「愛想が尽きた」と思った女性から少しずついなくなってきますよね。
初めは喜んでいたあなたですが、だんだん美女の数が減ってきた時にどう思いますか?
もともとは1人もいなかったのに、今ならまだ、相当な数の美女が傍にいてくれているわけです。
でも多分、幸せじゃないですよね。
「どうしよう、どうしよう」と、懸命に事態の収束に奔走している気がしませんか?(笑)
自身の手に余る場合には、余裕を持った対応なんてできません。
美女をお金に例えれば、「30人」になった時点でアンカリング効果が生じます。
(今度は、そこが基準になるので、当然、減れば不安になりますし、慌てたりするんです。)
お金をたくさん持つというのは、そんな状況に似たコトになります。
さて、今までは「怪しくない人物」前提でした。
次は、その中に「あなたの財産を狙っていたり、あなたの名義を使って何かを企んでいる人物がいるかもしれない」としましょう。
あるいは、いわゆる「美人局」が混じっているかもしれません。
(後からどんな人間がやってくるかわかりますよね。)
そんな可能性だって十分あるんです。
財務省のお偉い方々が、中国側のハニートラップに引っ掛かって、港区の一等地を中国資本に売却せざるを得なかった…なんて話があるくらいです。
(真偽は不明ですし、調べても事実はわかりませんので、そういう事があったものとして行動したほうが有利だと思っているだけです。)
それらを見抜く力がありますか?
捌くチカラや人脈がありますか?
あなたのお金を狙って、忍び寄ってくるたくさんの輩。
うまくかわせなければ、「ヤラれる」ことになります。
経営者ならどうするか
経営者を舐めたらいけません(笑)
「美女例え」でいえば、30人とは言わなくても、過去、5~10人ぐらいの中でうまく立ち回った経験があります。
騙された経験だってあるはずです。
それなりのスキルが、もうすでに「体の中」にあるのです。
協力してくれる仲間もいます。
そもそも、30人も来そうだと思ったら、30人とはいわず「最大で自分が対応できそうな15人くらいに絞る」ような工夫をする方もいます。
「危機管理能力」
「危険回避能力」
「そもそもそんな目に遭わないようにする」
こんな部分が決定的に違うところだと言えます。
まとめ
今回の話、「人間は、経験したことのない事は、初回から上手くこなせない」「大好きなモノに囲まれたからと言って、すぐに幸せになれるわけではない」という事のたとえになっていたでしょうか?
(いくらわかりやすさのためとはいえ、女性をネタにしたような内容は、マズかったですね。お叱りは真摯に受け止める覚悟でおります。)
別の言い方なら「過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)」という事です。
単純化するために「美女」としましたが、「お金」の場合は、こんなにシンプルではありません。
本当に幾通りものパターンがあり、また、何層もの段階があります。
さすがに、それだけのパターンをブログで表現するのは…キビシイです。
(クライアントさん限定のフォローアップでもあります 笑)
いつも言いますが、お金持ちの世界が庶民生活の延長線上にあると思っていたら、簡単にハジキ出されます。
(だって別の世界ですから。理が違うんです。)
結局、大金が入ってきて、それを上手く活用できる人は、「お金の性格を知っている人」「お金を扱い慣れている人」です。
私は、そのための「訓練ツール」としてビジネスを推奨しているのですが、ほとんどの方は「働きたくないよ~」と敬遠します(笑)
まあ、生き方は人それぞれですし、そこは割り切って、前に進める人だけで一緒に行きましょう。
(というか、私は今、もう一部の方たちと一緒に歩き始めています。先がとっても楽しみです!)
追伸
もう1本、「多分、残念なことになる人がでるだろうなぁ」という記事、「轟沈する仮想通貨マン」とそうでない人の差 ~ 視野と行動力 も併せてどうぞ。