お金にまつわる大切な話

「逃げ過ぎ症候群」~ もしもコレなら、お金は絶対に稼げない!

更新日:

逃げてはお金は稼げない

成功のチャンスを侵蝕する本能的な病気 ~「逃げ過ぎ症候群」とは何か?

「お金で困らない脳」シリーズ、今回は「逃げ過ぎ症候群」です。
お金が稼げない2大要因の1つです(もう1つは「100%症候群」)。

これが何かといいますと…「嫌な事から逃げまくる癖」です。

 

マネ彦
「な~んだ、つまんない。」

まぁ、そう思うでしょうね。 そう思う方は、どうぞ離脱してください。
守之助

 

でもハッキリ言って、「これの有無を自覚できていなければ、残りの人生はジリ貧になる」と言ってもいいくらい大事なことなのです。

成功の最低要素は2つあります。
「リスクを取る」「努力をする」です。
そして、この2つから逃げるから成功ロードのスタート地点にすら立てない。
それだけなんです。

この2つは本当に重要で、どちらかでも欠けていれば、あなたの本来持っているポテンシャルを1/10程度まで押し下げてしまいます。
そしてそれは、本当に勿体ない事なのです。

この2つから逃げないためにはどうすればいいのか。
以下、お話ししますね。

1.「リスクから逃げる」とその対策

当サイトはビジネス系なので、商売を例にします。

「仕入れて売る」これが商売の基本です。

仕入れて、という事は、先にお金(債務)が出るわけです。
これがリスクを取っているという状態です。

もし売れなければ、当然その分は損をします。
商売人は、それが当たり前だと思っているのでお金が稼げます。
呼吸をするが如く、リスクを先に取るから利益を上げられるのです。

サラリーマンは、まず最初に給料をもらい、その中からいろいろ支払いますよね。
つまり、今あるお金の範囲でやりくりするのがクセになっています。

ところが商売は、お金が無いから仕入れない、とはいきません。
商売を続けていく為には、借金をしてでも仕入れをしなければならないのです。

確かにリスクではあります。
しかし、そのリスクにビビッて逃げていたのでは、リターンは得られない。

当たり前ですよね。

そのリスクは本当にリスクなのか。機械的に逃げて損をしていないか。

一般的に、リスクを嫌う人は、そのリスクの大きさがどれだけであるかを正しくわかっていません。

つまり、「リスク=大きなリスク」と感情的に思い込んでいるだけで、そのリスクが実際どのくらいなのか、許容できる範囲なのか・そうでないのか等について、キチンとした計算をしないのです。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」

この諺、横井也有の俳文集『鶉衣』にある「化物の正体見たり枯れ尾花」が変化したものだと言われています。
「尾花」とはススキの穂のことで、幽霊だと思って恐れていたものが、よく見たら枯れたススキの穂だったという意味です。

恐怖心や疑いの気持ちがあると、何でもないものまで恐ろしいものに見えることのたとえ。また、恐ろしいと思っていたものも、正体を知ると何でもなくなるということのたとえとしえ使われます。

もうお分かりですね。
「リスクの計算をしない → 必要以上に恐れる」あまり、「正体が分かれば怖くない」幽霊のようなイメージにビビッているだけなのです
本当は、全然イケるのに範囲・手の届く範囲なのに…。
この大きな機会損失、私は日頃から本当にもったいないことだと感じています。

そして現実に、こういう人はリスクに対する不安を煽られ、本来必要のない保険や保証に入らされて、大資本のいいカモになっています。

 

「犬も歩けば棒に当たる」

次のこの諺、現在では、

  1. 何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ
  2. 出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ

という2つの意味で使われています。

あなたはそれでも、「棒には当たりたくない!」と感じますか?

ポイントは「棒に当たるぐらい大したことないじゃん。棒くらいで死ぬわけじゃなし、いい事があるかもしれないし。」と思えるかどうかです。

リスクはイヤだ。たとえ1円でも損するのはイヤだ。
どうぞ。それでもいいです。

ただ、結果的にそのリスクが顕在化して「損失」となったとしても、それは「経験の対価」であって、損ではないのです。

ですので、「なるべくコスパが良くなるように経験を買うぞ!」
こんなふうに考えるのがオススメですね。

2.「努力を嫌う」とその対策

大の大人に対して、こんなことを言う必要があるのか疑問ですが…。

例えば、私がサラリーマンの頃の話です。
「ポジティブ思考!ポジティブ思考!!」と言いながら頑張っている隣の先輩をふっと見たら、歯を食いしばって鬼の形相をしていたのでオ・ド・ロ・イ・タ…なんてことがありました。

そして上司も「努力を努力と思わないようにしろ。」
そんなことを言っていました。

この言葉は「考え方や捉え方を変えるといいよ」という意味で使われることが多いですね。

でも、ビジネスの世界では違います。

「努力だと感じるようなことは、そもそも(自分では)やらない!」んです。(笑)
(通常は得意な人に外注します。そういう意味では、努力を嫌っていますね。)

つまり、その先のいいことをイメージできているので、「自然に力が湧いてきて、自動的に動ける」のです。
自分で「やる必要しか感じない」と思えるから、多少ハードだろうと取り組めるのです。

このような経験のない人には、絶対に理解できない感覚だと思います。
確かに、傍から見れば努力に見えるかもしれません。

でも、この時間は実は楽しいんです。

つまり、努力という言葉には2種類あるということ。

  • いい努力:「周りからは努力に見えるが、本人はそう思ってないモノ」
  • 悪い努力:「やりたくない事を自分を騙して無理矢理やるモノ」

これを苦しそうだと勝手に想像して、やりたくないと思うのは・選択肢から外すのは勿体ない!ということを言いたいのです。

これは、努力(に見えること)を嫌うのではなく、「自分が嬉々としてやれることは何か」を探すことで解決しますし、結果、それで成功できるのです。

それすら端折りたいという方は…ウーン(苦笑)

まとめ

「リスクから逃げ、努力を嫌がる。」

言い方を変えれば、
「お金は出したくない。手間も時間も出したくない。でも、いい思いはしたい!」
つまりは、そう言っているワケです。

そりゃいくらなんでもムシが良すぎでしょ!(笑)

「それは世の中の法則に反している」ということを体で理解してなければ、当然そうなります。
努力を嫌うから経験量が少ない。経験量が少ないから世の中の法則を知らない。
完全に悪循環です。

それで幸せになれるのであれば、何も申し上げることはありません。
それで人様から信頼してもらえるのであれば、どうぞお好きなように。

でも、こんな当たり前のこと・わかりきったことを書いた記事を最後までお読みくださり、「まぁそうだよね~」と思って頂いたあなたについては、全く心配しておりませんです!
ハイ!

Copyright© 感情と勘定いつか海上 , 2024 All Rights Reserved.