ルブタンを経費にするには
まず、これを見てください。かっこいいですよね。
仮想通貨マンなら、こんなカバンで颯爽と会社に行きたくないですか~?
もう女性にモテモテです(笑)
最初に、このカバンをテーマにしてみましょう。
カバンの場合
ここで問題になるは、このカバンの値段です。
なぜ問題かと言えば、この値段のせいで、人によって・やり方によって、アウトになったりセーフになったりするからです。
ご覧の通り、お値段税込み 307,800円です。
このカバン、税金的には減価償却資産に該当します。
聞いたことがあるかもしれませんが、今現在の税制下では、30万円未満であれば「単年度で費用化」できます。
この制度を「中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例」(通称は、少額減価償却資産の特例や特例の30万償却等)といいます。
でも、あれれ???
金額が30万円を超えてますよね。
ポイントは消費税です。
このカバンを消費税抜きの金額にすれば、285,000円(今は8%)です。
先ほど「30万円未満なら、買ったその時に費用化できる」という話をしました。
この30万円は、「税抜経理をしている場合は、税抜きの金額で30万円を超えるか超えないかを判定」します。
例えば、「免税事業者」(そもそも消費税の納税義務のない会社や個人事業者)であれば、そもそも「税抜経理」という概念がないので、このカバンは1発で経費にはできないということです。
ちなみに、この「30万円の特例」は、年間合計で300万円までしか適用できません。
そして当然のことながら、法人化をするにしても、このカバンを事業に使っていなければなりません。
「通勤専用」じゃダメなんです。
その部分で少し工夫が必要です。
経費として認められるかどうか、確率的には60~90%程度が平均です。
そして、それ以上の節税対策が必要な場合は、また他の手も考えないと、ですね。
クツの場合
今度はクツ(ページトップのサムネ画像)をテーマにしてみましょう。
これを経費にできるか?
こちらは、基本的に「無理」です。
経費にできるのは、事業に関連するものだけなのです。
クツというのは、基本的には事業に関連しているとはみなされません。
個人的な物となります。
なので、クツは原則経費にできませんし、逆に言えば、社長さんなどで高いクツを履いている方は、個人のお金で買っているということです。
経費で認められる確率は、5%もないでしょう。
(逆に言えば、やりようによっては「なる」ということです。)
クリスチャン・ルブタンとは
クリスチャン・ルブタンと言えば、ご存知「レッド・ソール」。
( ↓ これです)
では、ルブタンについて簡単に。
ブランドについて
クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)は、フランス出身の同名のファッションデザイナーの制作による、1992年設立の女性向けの靴のブランド。
高級婦人靴のほか各種服飾雑貨を展開している。
モードへの挑戦とも取れる、スタッズ使いが特徴のブランドである。
主にハイヒールを専門に取り扱っており、高いヒールを特徴とする。
また、全ての靴の裏地が赤くデザインされているのが目立った特色となっている。
これは靴底に赤いマニキュアを「塗る」というルブタンの着想に基づくもので、“レッドソール”(赤い靴底)として知られている。
デザイナーについて
デザイナーを務める男性クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)は、1964年1月7日、家具職人の父親と専業主婦の母親のもとでフランスのパリに生まれた。
子どもの頃から婦人ファッションに興味を持っていた。
1979年にパリの街角を歩いていた折、国立アフリカ・オセアニア美術館の前で、観光客の女性に木製の床を傷つけないように注意する看板に気が付いた。
この看板が気になり、バックルで締め付け底がついた靴をデザインし始める。
10代の頃にこのタイプの靴の絵ばかり学校のノートに描いて長時間過ごしたことを認めている。
このラインの靴が後日デザイナーとしてのセールスポイントとなる。
靴のデザインに対する興味は常に尽きなかったものの、ファッション界に対する興味は当初はなかったという。
やがて、パリのダンスホールやパーティーに顔を出し始め、そこで女性たちに対し自作の靴を試してみるよう申し出るなどしていたものの、お金がないことを理由に大部分の女性から断られていたという。
1980年に有名ミュージックホールの「フォリー・ベルジェール」に職を得たのち、1982年から当時「クリスチャン・ディオール」の靴を制作していたシャルル・ジョルダンのもとに移り、「シャネル」や「イブ・サンローラン」などでフリーランスのインターンシップを経験、そして1992年、ルーブル美術館近くのアーケード街にブティックを開業、これがブランドの幕開けとなった。
どうです?ルブタン氏、楽しそうではないですか?
お読みいただいたとおり、「まずとにかく好きであること」「それを自分の思うままにやること」
結局、これが「成功」・「お金」・「充実」に繋がるんですね。
ふつふつと、ビジネスやりたくなってきませんか?(笑)
まとめ
<いつものお決まり>
個人の「雑所得」では、経費で落とせるものがほとんどありません。
というか、個人のままで仮想通貨をやり続けている時点で、「本気で節税したいと思っているわけではない」ということになってしまうんです。
一方で、「経費にして・節税して・人生も楽しみ尽くす!」、「個人分で蓄財・法人分は楽しむ!」。
仮想通貨での法人化は、そんな方たちにとっては、とても有用な方法です(^^♪
注意
<いつものお決まり>
税金の判断は、原則「個別判断」です。
個別判断というのは、たとえ同じことをしても、
「人によって・やり方によって、アウトになったりセーフになったりする」
ということです。
確率〇パーセントと書いてあっても、「全員一律に〇パーセントの可能性がある」という意味ではありません。
「100人の人がいたら、何人ぐらいがこれを達成できそうか」という意味です。
つまり、あなた1人に限っていえば「0 か 100 か」 しかないワケです。
上述のカバンの例での「平均確率で60~90%」等のように、確率の幅があるのは、「下手なやり方をすれば、認められない」からです。
0 になるのか 100 になるのか、あるいは、100 にするにはどうしたらいいか。
それは「事前の設計図」や「どういう理由付けをするか」で決まります。
キッチリと節税したいなら、キッチリとした作戦が必要になります。