原価や経費

低予算で出来ることは、いくらでもある!【挨拶力は会社の資産】

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挨拶 低予算でできるビジネス施策

【実例】挨拶の威力

実は私、ジャンクフード好きなんです。(笑)
で、先日ペッパーランチというお店に入りました。

隣のお客さんが食べ終わって出ていく際、若い男性スタッフから「ありがとうございました~ッ」の声。

それがですね…
キッチリ届いてたんです。
声と謝意が!お客さんに!

客の立場とすれば、これは嬉しいですよね。
高級店じゃないんです。チェーン店です。
普通、「ありやした~ッ」と言われても、ただのマニュアル的な一作業としか感じられないですよね。

でもあれは、お客さんが背中向けてても届いてます。(というか「刺さっている」というレベルでした。)
なんたって、食べてる途中の私に響いたんですから!

そこで、そのスタッフさんに早速インタビューしました。
「どういう意識で御礼の挨拶をしているのですか?」

突然の事に少し驚いた様子でしたが、ハニカミながら答えてくれました。

「え~、うまく言えないんですけど、こういう(直径30cm位の空気玉のゼスチャー)、ありがとうございましたの玉を口からお客さんにぶつける感じですかね・・・」

この方法、自分でいろいろと試しながら、彼自身で考えたそうです。

※ 本当はもう少し、例えば
「何故、そう考えるようになったのか。きっかけは?」
「そのほかにはどんな方法を考えたのですか?効果は?」
などと聞いてみたかったのですが、さすがに仕事中にそこまでの時間をいただくワケにもいかなかったので…

ぶつけるという表現がいいか悪いかは別にして、そのお客さんにキッチリ集中して視線と声と気持ちを伝える。

そういうふうに「自ら意識を持って(&創意工夫をして)結果も出す!」というのは意外に難しいものですよね。
そのお客さんはともかく、少なくとも私はまた食べに来よう!って思ったワケですしね。

挨拶の効果

さて、これをただのいい話で終わらせず、少しだけビジネスチックに考えてみます。

仮に、あなたがスタッフさんをこんな風に育成できたらどうなるでしょうか。

① お客さん=いい気分になって、ゴハンもおいしく感じる。

② お店=また来てもらえるので儲かるようになる。

③ スタッフさん=認められれば、給与が上がったり、(挨拶上手なら)仕事以外でも良好な人間関係が築ける。

と、みんなが幸せになります。

こんな状態を我々の業界では古くから「三方良し」と呼んでいます。
最近では「Win-Win」から派生して「トリプルWin」などとも言いますね。

即効性は期待すべきではないかもしれません。

でも、

で、お店に対するお客さまのコミットが強まります。

②ではLTV(ライフ・タイム・バリュー=顧客生涯価値)が上がったり、お店や商品のPLC(プロダクト・ライフ・サイクル=製品ライフサイクル)が伸びたりします。

そしてポイントは③です。

こういう意識と実力を持ったスタッフさんは、ただ単にお店の売上や既存のメンバーに良い影響を与えてくれるだけではありません。

きっとこれからも「人を見る目」がどんどん養われてきます。
付き合う仲間も選んでいきます。
なので、採用に関する悩みにも、大きく2つの期待ができます。

まず1つ目。

例えば、社長さんが新たな人材採用を考えていた場合などに、「誰かいい人知らない?」と彼のような人間に頼れるということです。

そして恐らく、彼のような人に選ばれるのなら、それ相応のレベルのはずです。
昔から言いますよね。「類は友を呼ぶ」と。

きっと現場の雰囲気も良くなり、実際のビジネスにおいても更なるレバレッジが期待できるでしょう。

うまくすれば、採用費がかからず、良質な人材を確保できるのです。

2つ目。

近年は、面接などでも「採用選考の際に聞いてはいけないこと」というのがあります。

例えば、

  1. 「本籍・出生地・住所・最寄り駅」に関すること
  2. 「家族」に関すること(職業・続柄・健康・地位・学歴・収入・資産など)
  3. 「住宅状況」に関すること(間取り・部屋数・住宅の種類・近隣の施設など)
  4. .「生活環境・家庭環境など」に関すること
  5. 「宗教」に関すること
  6. 「支持政党」に関すること
  7. 「人生観・生活信条など」に関すること
  8. 「尊敬する人物」に関すること
  9. 「思想」に関すること

などです。

これは厚生労働省の「公正な採用選考の基本」として、「職業安定法第5条の4及び平成11年告示第141号により、社会的差別の原因となるおそれのある個人情報などの収集は原則として認められません。」などと規定されています。(当方はその方面のプロではないので、詳しくは専門家にお聞きください。)

簡単に言えば「就職差別につながるおそれのある不適切な質問は不可」ということなのですが、それにしても、よくわからないまま採用するというのもとても不安ですよね。

でも、友人同士あるいは知人という関係性であれば、このような事について「探りを入れてもらえる」・「リスクを軽減できる可能性がある」というワケです(もちろん正確である保証もないですけど)。

まとめ

挨拶をおざなりにしていませんでしたか?

「挨拶力」は会社の資産です。
そして、いろいろと良い効果が見込めるうえに、なんと言っても「原価がタダ!」です!
力を入れない理由はありませんよね。

先のお店の運営会社さんには、「あなたの組織には、こんな貴重な人材がいるんです。ちゃんと気付いてますか?」と言いたいですし、あなたにも是非、貴重な人材の「見落とし」がないか・他店に引き抜きたくなる人材がいないか(これはマズイ?笑)、今一度目を凝らしてみてください。

また、挨拶に限らず、最高のコスパで効果が期待できるものについて、是非再確認してみてください。
せっかくの資産を眠らせていたとしたら、それはとても勿体ないことです。

 

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