お金は、自分の気持ちを伝えるためのツールとしてとても有用です。
お金単独では、何の意味もありません。
そしてまた、他人の本心を知るためのツールとしても有用なのです。
「お金で困らない脳」シリーズ、今回は少しエグい部分もあります。(笑)
1.例えば商売の場合
①「俺は客だぞ!」という態度の人
お金さえ払えばそれでいいと思っている人、いますよね。
でも、これではもらう方は全く感謝を感じません。相応のサービスも期待できないでしょう。
これは、使い方として完全に「死に金」ですし、特に同伴者がいた場合などは、後の人間関係にも影響が出ます。
(払う側)お金+感謝 =(もらう側)サービス提供+感謝
で良い関係が築けます。
お金を払うにしても、そのお金に乗せる気持ちこそが大切です。
「お金は下・気持ちが上」のイメージで笑顔や言葉で感謝を伝え、お金をなるべく目立たせないようにするのがスマートですね。
② 常に「お願い」「ありがとう」「信じてる」と言う、言葉だけの人
世の中には「(自分のお金は払いたくないけど)〇〇して欲しい」という考えの方がいます。(ハタから見ていると浅ましさがバレバレです!)
どんな関係であれ、人と人の交流とは「価値と価値の交換」です。
親子間は無償の愛?
いえいえ、子供達は親に対して「かわいい」という価値を提供しています。
恋人は?夫婦は?
お互い相手に尽くします。
身近な人なら言葉だけでいいでしょう。
なぜなら、今までもこれからも「お互いに持ちつ持たれつの関係」でしょうから。
でも他人は違います。
特に、相手が仕事としてやっている内容であれば、なおさら「一方的に与え続けて下さい」はまかり通りません。
価値をもらったら価値を返す。
返す価値を持っていなければ仕方がない、お金で払う。
それが当たり前だと思いませんか?
③ もう一度、二方向から考えてみましょう。
(払う側)
例えば、ネットの情報はタダです。
ほぼ全てのジャンルで「(タダで)いい話を聞きたい」という人がたくさんいます。
もっと言えば、「タダが当たり前だろ。金取るなんて詐欺だ!」と本気で思っている人までいます。
まあ、これも必ずしも本人が悪いというわけではなく、ネットが生み出した悪しき空気感なんですけどね。
一方で、発信者はプロや有識者がほとんどですから、それを仕事にしている方たちです。
(この記事をお読みの方も、その方面のプロが多いでしょうから、同じような経験をお持ちの方もおられるはず!)
個人的な質問に、そこまでの時間を割くことはできませんし、かと言って、当初から細かい事を書いたら、マニアックな不人気サイトになってしまいます。(例えば、税金の場合もパターンが多すぎて、とても詳細までは書ききれません。)
※ ちなみに、答えることによって「みんなの役に立つ」ような質問は歓迎されます。
また、質問のキレで力のほどや真剣さが伝わります。質問には細心の注意を!
「(タダで)いい話を聞きたい!」という気持ちはよくわかります。人間ですから。
でも少しだけ考えてみてください。
聞きたいのは「(タダだから、何の責任も取らなくて)いい話」なのでしょうか?
私たちは誰でも、お金なんて払いたくありません。それは当たり前の事です。
でもだからこそ、その払いたくないお金を払えば、自分が言った感謝や信頼の言葉は嘘ではないという証拠になるのです。
「私はあなたを信用していますよ」
言葉だけではなく、お金を添えることでそれが本心であることが伝わります。
当然、受ける側はとても嬉しく感じ、男(女)冥利につきるでしょう。
そうすることで金額に見合う、あるいはそれ以上の価値を提供してもらえるのです。
(もらう側)
逆に、もらう側にしてみれば、お金をいただけたという事は、それだけの仕事が出来たという事です。
そしてまた、お金がいただけないのは、仕事が評価されていないとも言えます。
見方によっては、値引をする行為というのは、自分で自分の仕事の評価を下げているとも言えます。
(そんなことをせず、もう少しあなた自身に優しくしてあげてもいいのでは?と見ている人だっているのですよ。)
感謝の言葉を戴くのは、確かにとても嬉しいものです。
でも、いつまでも言葉だけでは…ボランティアをやっているわけではないですものね。
「売上=嘘偽りのない評価ポイント」とも言えるのです。
お金がいただけるだけの評価を得る。
これこそが仕事の醍醐味ですよね。
2.例えば借金の場合
これは、ちょっとエグいですけど…
こちらから、「ちょっとお金貸してくれない?すぐ返すから」と申し込んでみてください。
条件的には、比較的短期且つ10~30万円程度で十分です。
(もし本当に貸してくれようとしたら、「あ、でもまだ大丈夫かも!」等と言って、すぐに断りましょう 笑)
その人がお金にどのくらい執着しているか?
その人が自分をどう思っているのか?
悲しいことに、その反応で如実にわかります。
場合によっては、ショックのあまり卒倒するかもしれません。
でも、お金に困っていない時こそ、敢えて申し込んでみませんか?(笑)
人を試すみたいなことはよくありませんし、とても勇気のいる事です。
でも時によっては、あるいは今後の関わり方を考えるにあたっては、この類のチャレンジをしてみてもいいかと思います。
3.例えば仮想通貨の場合
「利確も損切りも出来ない人達」
2017年12月のある日、アカ雄君は、XRP(リップル)を100円で〇千枚買いました。
そのXRP、なんと年明け2018年1月に暴騰して400円になりました。
でも、アカ雄君は売りませんでした。
何故でしょう?
その後、徐々に価格は下がり、半分の200円まで落ちました。
アカ雄君は売りません。
何故でしょう?
そのまま価格は下がり続け、ついに買値の100円を割って90円になりました。
でもアカ雄君、まだ売りません。
何故でしょう?
しかし!アカ雄君の想いとは裏腹に価格は下がり続け、ついに30円に!
アカ雄君?今まで何で損切りしなかったんですか?
さて。塩漬けになったXRPを握りしめ、アカ雄君はポツリと言いました。
果たしてそうでしょうか?
最高で400円にもなったのに、その後も時間はあったのに、売らなかった理由は「まだ上がると思っていたから」「売った直後に上がったら嫌だから」です。
言い換えれば、「1円も取りこぼしたくないから」です。
損切りしないのは「たとえ僅かでも損をしたくないから」です。
これが小心者???
いえいえ、「強欲の極み」としか言いようがありませんよね(笑)
「お金で本心がわかる!」他人はこんなトコロを冷静に見ていますよ!
(含み益なんて幻想ですから!確定させてナンボです 笑)
それでも!
今、リップルを例に出しましたが、私個人としては(多少時間はかかるでしょうけど)今後また上がると読んでいます。
何より、リスクを負ってまでも、人生を何とか変えたい!と頑張ったんです。
リスクも取らず、ただ己の境遇をボヤいているだけの人と比べれば、天と地ほどの差があります。
一時の含み損なんて、単なる途中経過ですし、そんなもの今後の運用次第でどうにでもなります。
絶対、その頑張りは報われるはずです!「勝ちましょう!」
まとめ
3例しか記載しませんでしたが、申し上げたいことは大体お分かりいただけたかな、と(勝手に)思っています。
特に、わずかなお金をケチって、もっと大きな財産(それを信用といいます。)を失っていたのでは、幸せになれるはずがありません。
私が、お金の世界に身を置いていて感じること。
それは「お金なんかに振り回されるのは馬鹿らしい」、そして「上手く使えば、人生はHappyになる」ということです。
「起きて半畳、寝て一畳。天下取っても二合半。」これ、本当にいい言葉ですよね。
そうは言っても、お金に振り回されないためには、やはりある程度のお金とそれを上回るワクワク感・充実感が必要です。
そしてビジネスなら、その両方が可能です。
さあ!もう少しだけ気合を入れて、楽しく稼ぎましょう!