今回のテーマは、「あなたは、仮想通貨の儲けだけで、人生の最後までは謳歌しきれるだけの金額を手に入れられそうですか?」です。
仮想通貨で得られるお金を試算してみよう
まず、ザックリとしたイメージでお聞きします。
あなたが、本当に欲しいお金を10としたら、仮想通貨で手に入りそうな金額は、7とか8くらい、つまり「少し足りないな」と感じていませんか?
(もっと少ないって? 笑)
儲かったとして、手元にはいくら残る?
ここでは仮に、売却益を1億円としましょう。
個人であれば半分は税金、つまり手元に残るのは、約5,000万円です。
節税対策はどうする?
個人(雑所得)は、ほぼ節税はできません。
ガ~ッツリ持ってイカれます(笑)
買う前・上がる前に、「対策済み」(法人化等)にしておかないと厳しいです。
そして対策したとしても、億り人程度では、せいぜい数百万~1,000万円程度しか節税できません。
その程度の金額を余分に残せても、そのお金だけでは「人生そのもの」は、変わりませんよね。
だから、「節税」と共に「残ったお金をどうするか」も凄く大事なんです。
「その後」のプラン例
あなたはもう「仮想通貨の儲けだけで人生の最後までは謳歌しきれない・少し足りない。」・「2回転目の成功が必要だ!」と気付いたハズです。
ここで、私が提案する「お金の使い道」は、コレです。
- 「再投資1」に、1/3
- 「再投資2」に、1/3
- 「貯金(いざという時の予備費)」に1/3
ポイントは「リスクと収入の分散」です。
再投資1について
再投資1は、主として「金融商品ほか」です。
もちろん再び仮想通貨でもいいでしょう。
ただ、あなたが利確するタイミングというのは、「相当な高水準時」であるはずです。
つまり、その後の伸び率は、あまり期待できず、逆に、暴落等の可能性が高まっていると想定されます。
また、株式等も視野に入っていることと思います。
ただし、コチラも現在は、いつ崩壊するかわからない状況ですよね。
「暴落待ち ⇒ 底で拾う(そのために資金をキープしておく)」を狙うのも、アリかもしれません。
安定的なところでは、不働産投資が人気です。
ただし、不動産投資は、仮想通貨と比べて、大きく4つの違いがあります。
① 収入のMAXは「満室」
仮想通貨のような「ムーン」は期待できません。
その割に「空室」が増えれば、しっかり収入は減ります(笑)
② ランニンングコストがかかる
不動産に限った話ではありません。
車でも何でもそうですが、「物質資産」には、維持費や修繕費といったコストがかかかります。
空室があれば、負担感はより増しますね。
③ 手間もかかる
やれ「〇〇が壊れた」だの、「入居者トラブル」が発生するなど、意外と気苦労があります。
また、不動産投資は、「投資」というよりは「経営」の色が濃く、それなりのノウハウも必要になります。
(例えば、として「不動産投資を考えているなら ~ 普通の投資と違う点・注意点など」があります。)
④ 相場感等が必要
不動産は物件選定、つまり、買う時が勝負です。
ここが、初心者には難易度が高いところですね。
不動産の世界は、魑魅魍魎の世界です。
ガッツリ利益を乗せられた物件を掴まされたり、もし、いい物件が見つかったとしても、ライバルが多い中、はたして自分の手に回ってくるかは微妙です。
仮想通貨は、自分の欲しい銘柄は何でも買えますが、不動産は1点モノです。
売る時の流動性も仮想通貨より劣ります。流動性に劣るとは、「すぐに売れない・現金化に時間がかかる」ということです。
これらの部分が、大きく違います。
当然、買う前に「収支シミュレーション」や「売却時の出口戦略」まで考えられる程度のチカラをつけることも、必須となります。
再投資2について
再投資2には、私は「ビジネス」をオススメしています。
もちろん、資産形成が目的ですから、別にビジネスでなくても、手段は何でもいいと思います。
仮想通貨で増やせば仮想通貨投資。
株でいくなら株式投資ですし、不動産なら不働産投資ですね。
でも、ビジネスも、実は投資なんです。
例えば、会社形態にすれば、その投資元金を「資本金」と呼んだりします。
その資本金を事業という手段で増やしていく。
ビジネスってそういう「投資」です。
(となれば、仮想通貨のように「会社を売っちゃう!」のも、アリですよね。)
私がビジネス推しなのは、相場モノの投資は、他人(クジラ等)に影響されやすいからです。
ビジネスは、それに比べれば「自分の力(影響力)が、結果に及ぼす度合いが大きい」ですし、やり方次第で安定した収入が得られます。(多いとは言いませんが、この場合、大きく稼ぐのが目的でもありません。)
もちろんクジラな方や、腕のいい方であれば、この再投資2も「相場モノ」でもいいでしょう。
引続き、投資で「連続で何匹ものどじょうを狙う」のもアリでしょう。
ただ、現段階でチャート等テクニカルの勉強すらしていない方であれば、少なくとも投資で食べていける方ではないと思います。
あなたの心がそれを欲してない、つまり過程は好きでなく、結果だけが好きだからです。
それは、投資の禁忌であるお願い🙏トレードにも繋がり易くなり、かえってリスキーです。
そのような方には、やはり、ビジネスと投資のハイブリッドをオススメします。
ビジネスが給料、投資がボーナスのイメージでしょうか。
景気が悪くてボーナスが出なくなっても、給料だけで、十分楽しく生活していける事が大事だと思いませんか?
結構な数の人が、ハマりやすいパターン
5,000万円のキャッシュを持っている人、ここでは「小金持ちさん」と呼びましょう。
ハッキリ言って、小金を持つことは「諸刃の剣」なんです。
一般的に、中途半端な成功体験は勘違いを生みます。
ちょっと贅沢したらすぐに消えて、10年後には元の生活に逆戻りです。
何をどうしようとも、お金はその人の器に入る分しか残りません。
世の中、うまく出来てますね。
妙な自信を持って「夢よ!泥鰌(どじょう)よ!もう一度~ッ!」と全ツッパしたり、そこに付け込まれて、簡単に騙されたりします。
「自称・慎重派」の方でも、数年後、ちょっと残高が減ってきただけで急に不安になって、まるで人が変わったかのように突然、変なギャンブル投資に手を出したりします(笑)
大富豪さんなら、少しくらい失敗しても「勉強、勉強❤️」と笑って済ませることが出来ますが、小金持ちさんは、少しの失敗で大~きく残高が減ってしまいます。
すると、さらに「絶対、取り返してやる!」となって…
もうお分かりですね。
ただただ、悪循環にハマっていきます。
面白いことに、「働きたくない」という思いが強い人ほど、こんな結果になるんです(笑)
結局、心が隙だらけになっちゃうということなんでしょうね。
どうしてこうなるの?
根底にあるのは、「自力で稼ぐ自信がない(でもお金は欲しい)」という潜在意識です。
この不安は、多少のお金だけあっても解消されません。
「稼ぐ自信が無い」のみならず…
「まだお金が足りない」
「お金が減ったらどうしよう」
「もう2度と稼げないかもしれない」
いろいろな不安が交錯します。
でも、不安を抱えながら投資をしたって、いい結果にはならないですよね。
「投資は、感情を殺して臨むほうがいい結果が出る」ということは、もう十分お分かりのはずです。
(今ならまだしも、成功後に失敗すれば、結構な大金が消えていきます。)
つまり、ハマらないためには、やはり「これがなくなっても、別に食っていく分には困らない」という自信、そしてその裏付けが必要だということです。
「稼げる(=自信)」が、人生を変えるんです。
もし、あなたがサラリーマンなら、会社にず~っといるつもりですか?
投資だけで(成功し続けて)人生の最後まで、食べていく自信がありますか?
一気に数億円が手に入るなら別ですが、少々のお金を運良く手にしても、維持したり増やしたりできるチカラ(=知識・経験)がなければ、数年~十数年で元の場所に戻ってきてしまいます。
結局は、その人の「お金の器」の大きさに収斂するからです。
お金の器を大きくする方法は種々ありますが、モノによっては、途中で大きく減らしてしまうことも多々あります。
ちなみに、上でも言いましたが、私はビジネスという方法をオススメしています。
副業レベルでも、十分にお金の器が大きくなるからです。
消費世界の住人の、数倍以上になることは間違いありません。
そして何より、法人を持つことの節税効果は、個人の比ではありません。
ということで、以下もお読みください (^^♪
法人化のススメ
仮想通貨だけでも
<個人の雑所得>
〇 経費として認められるものは、ほとんどなし。
〇 殺人的な高税率を課される。
<法人化の魅力>
〇 個人と比して、最高税率が低い。
〇 経費として認められる範囲が、格段に広い。
その上で、ビジネスの収入が確保できれば、最高ですよね。
やり方の工夫は必要ですが、趣味でも遊びでも経費にできる可能性があります。
つまり、趣味を(活かして)仕事にすればいいのです。
大きな稼ぎはなくても、収支トントンで十分です。
それはつまり、タダで遊び尽くせるという事!
そうこうしているうちに「再投資1」の分がガンガン増えてたら楽しくないですか?
そんな風に得た人脈は、きっと人生を今以上に有意義にしてくれます。
また、最高税率の低さが、キャッシュを貯めるのに寄与します。
極端な話、会社にキャッシュが2~3億円も貯まれば、もう売上なんて0でもいいんです。
節税で蓄えた会社のキャッシュから、まるで年金をもらうがごとく、給料を貰えばいいのです。
個人・法人の保有割合は、ザックリ言えば、蓄財分は個人、「将来、楽しんで使おう!」という分は、法人保有がいいという事ですね。
それ以外のメリット
- 上述の「稼ぐ自信」がつく
不安がなくなり、投資(判断)も上手くいきやすいです。 - リスクマネジメント力が格段に高まる
ビジネスは、世の中の(闇の部分も含めた)「勉強」と「経験」が不可欠ですが、それらが「防御力」となり、お金の失敗リスクが格段に下がります。 - 「お金の器」が大きくなる
「お金の仕組み」や「お金の性格」がわかるようになるので、
・お金が集まってきやすくなります。
・そう簡単には出て行かなくなります。 - (縁起でもないですが)投資で失敗した際の保険的役割
目標の再確認
ここで、あらためて思い出してみてください。
「そもそも、どんな人生をイメージして仮想通貨を始めたのですか?」
「それを実現するために、どんな方法で何をやろうとしていたのですか?」
ビジネスに取り組む場合の注意点
- ある程度のカタチになるまでには、多少の時間がかかります。
- (仮想通貨の価格が)「上がった後」「儲かった後」では、浮かれてしまって、力がつきにくいです。
- その間、お金だけは持っているので、スケベ心からの「失敗」の可能性が高くなります。
冷静であるうちにスタートすれば、成功の確率が上がるということですね。
まとめ
仮に、今の仮想通貨投資が成功しても、残念ながら単発の成功だけで「あとは悠悠自適」な方は、あまりいないでしょう。
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貧乏か・お金持ちか の分岐点【消費思考 ⇒ 投資思考へ】
副業マンや仮想通貨マンの未来は、基本的には明るいです。 「お金を稼ぐために行動を起こせた人」だから。 でも、これだけではまだ少し足りないんです。 このあと、実際にお金と仲良くしていけるかどうかのポイン ...
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税金を例にとれば、今、海外を使って上手に節税している人も、大体1回目の成功時は何もできずに、多額の税金を払わされています。
1回目の段階では、まだ能力やスキル、そして「節税できる仕組み」を作れていないからなんです。
その成功の後、失敗や損をしながらもいろいろと勉強をして、2回目の成功で、やっとウマい事やれるようになるわけです。
趣味のモノ1つ取っても、最初からイキナリいい買い物ができたりしませんよね。
アレコレ買って・買い換えて、だんだん良い物がわかってくるはずです。
「物事は、たったの1回では成し得ない」というのは、世の中の真理です
なので、お金をケチらず・欲を張らず、「自分に投資」して、2回転目の成功をガッチリたぐり寄せましょう。
追伸
節税目的のビジネスでも、まずは「こじつけ」で全然大丈夫なので、一緒に「小さ~なビジネス」から育ててみませんか?
別にビジネスだからといって、「必ず黒字にしなければならない」ということはありません。
ただ、たとえどんなに不格好でも、どんなに売上が少なかったとしても、ビジネス部分が全く無ければ、国税当局は経費として認めてくれません。
ほとんどの方は「自信ないよ~」と思うでしょうが、そんなに高望みをする必要もないんです。
人生においての、数少ないせっかくのチャンスです。
うまく波に乗りましょう!