以前、貧乏か・お金持ちか の分岐点【消費思考 ⇒ 投資思考へ】という話をしました。
今回は、その補完的なテーマとして、「経験資産」の話をします。
経験資産とは
貯金をする・投資をする。
これらは、世間では「金融資産」と呼ばれますね。
これをたくさん持っている人は、お金持ちと言われるわけです。
(※ この金融資産、当サイトでは「金銭資産」と呼びます。)
一方、「経験資産」とは何か。
金銭資産が「貯金」や「投資」で形成されるように、「努力」をする・「苦労」をすることで作り出される資産のことです。
人は、経験を積むことで、様々なことが分かってきます。
また、それがその人の個性や深みになってきますね。
一般的には、
〇 知見
〇 人間性
などと言われるものです。
俗っぽい言葉にすれば、
〇 学歴
〇 プロフィール
〇 経歴
〇 スキル
〇 ノウハウ
〇 資格
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表現のされ方はいろいろですが、要はこういう類のものです。
たとえば、サラリーマン志望であれば、高い給料が欲しいから学歴を求める。
学歴のために勉強(努力)をする。あるいは塾へ通って自分に「投資」する、となりますよね。
そうなんです。
こういう経験資産の運用益が「お金(収入)」なんです!
経験こそが、お金のモトであること、お分かりですね。
「金銭資産」だけが急に湧いてきたとしても、そんなに簡単にはお金は増えません。
知識・経験がないと、増えない・激減(失敗)するということは、往々にしてあることなんです。
もちろん、「経験資産」は、お金だけでなく「異性」に対しても影響します(笑)
<経営人の方へ>
ビジネスをやってる方なら、貸借対照表(B/S)をご存知かと思います。
貸借対照表の資産の項目には、
・流動資産と
・固定資産が
ありますね。
そしてまた、固定資産には
・有形固定資産と
・無形固定資産が
あります。
有形固定資産は、土地や建物、車などですし、無形固定資産はソフトウェアなどです。
ここでいう「経験資産」は、イメージ的には「無形の流動資産」です。
この無形流動資産は、貸借対照表には表れませんので「オフバランス」です。
どんなに稼得しても税金もかかりません(笑)
そしていつでも換金できる(流動)資産です。(ただし、換金した時には税金がかかります。)
節税策の一つとして、費用として支払い(そのぶん税金が安くなる)、それを経験資産に変えてストックすれば、節税しつつ、いざという時にはお金に変えられる「資産」となります。
経験資産を持ってない人=経験貧乏の末路は?
貧乏か・お金持ちか の分岐点【消費思考 ⇒ 投資思考へ】(※新しいタブで開きます)の項で、「複利な人生」をオススメしましたね。
そこでは、「お金を生み出すサイクル」について、こんな記載をしました。
お金を払う
↓ ↓
知識を得る・経験をする
↓ ↓
その経験等を使ってお金を生む(含投資)
↓ ↓
そのお金でまた経験等をする
このサイクルを作らなければ、お金は入ってこないんです。
そして、このようにお金を生めなければ、こうなりますよ!とも記載しました。
貧乏な人は、お金が少ないから、お金を払いたがらない
(お金を出してまで、知識・経験を買わない)
↓ ↓
経験が少ないから、お金に変えられない
↓ ↓
結果、お金も知識も経験の量も不足する(格差が開く)
今現在の知識や経験というのは、時代が進むにつれて、ドンドン価値が逓減(陳腐化)していきます。
つまり、金銭資産と経験資産を「複利運用した場合」と「しない場合」を比較すると、下図のようになるわけです。
もうお分かりですね!
これが今後、格差が開く理由です。
今現在~1・2年後位までは「一見、あまり差がないように見える」でしょう。
でも、「複利」ですから、ある地点から一気に差が拡がるはずです。
そう思うか・思わないか。
信じるか・信じないか。
その辺りは、ご自身で判断してください。
参考:経験貧乏の人の特徴
<特徴1:自己中心的>
経験貧乏=経験量が少ない、つまり「世の中の当たり前のことが分かってない(分かりたくない)人達」です。
この人たちは、世界が狭い・見えている範囲が狭いので、考え方が自己中心的になります。
(悪気はないんですけどね 笑)
<特徴2:時間の値段が異常に安いか、タダ>
基本的に「時間はタダ」だと思っています。
自分の時間が安いからかもしれません。ただ、厄介なことに、他人の時間もタダだと思っています。
余談「私の仕事の良いところ」
私の本業は、ビジネス・カウセリングです。
この仕事をしていてよかったなぁと思うこと。
それは、「消費思考」の人と接点を持たずに済むことです。
仕事なので料金が発生しますが、この料金が「ハードル」になってくれます。
消費思考の人は「目先の金額」だけを見て、高いとか安いとかを判断します。
一方、投資思考の人は「金額に対しての費用対効果」をサッと概算で計算します。
〇 自分が将来的に期待できる価値を金額換算する。
〇 短縮できそうな時間を金額換算する。
その上で投資効率の良し悪しを判断するんですね。
このハードルを越えられる方は、「時間の価値がわかる方」や「普通に努力できる方」、「頭のキレがいい方」等に絞られてきますので、ある意味「自動的に素晴らしい方と巡り会える仕組み」とも言えるんです(笑)
個人での税理士業務も、世間でいう「客層がメチャクチャいい」に該当します。
なんたって「経営者」ですから、視野が広いです。
税金の計算は、決して面白い仕事ではありませんが、この「客層の良さ」はたまらない魅力があります!
このような仕事を考えている方には、是非オススメします!
まとめ
残念ながら、世の中には「努力したくない」「働きたくない」「お金を払い(投資)たくない」が蔓延していますね。
でもそれはもう、その人の人生ですから、他人がとやかく言うことでもありません。
やる人はやりますし、やらない人はやらないんです。
何もやりたくないけど結果だけ欲しい人は、「情報商材」等のカモさんとして、社会に貢献し続けてくれます(笑)
ただ、個人的には肌で「切捨て社会」に移行中だと感じています。
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私が、この「経験資産を増やすため」に副業を推奨していることが、伝わったら嬉しいですけどね。
追伸
仮想通貨マンなら、知っているはず。
今の価格が安い時に買い増す1,000枚は、最後に売る1,000枚。
つまり、最も高い(であろう)時に売る分ですよね。
時間も同じです。
今、取り掛かる1年は、最後の「収入爆増の1年」なのです。
「複利思考の方」なら、どうしたら有利かは、もう計算できますね(^^♪